空想世界構築ぶろぐ

宮永忠将氏著「空想世界構築経典増補改訂完全版」にしたがって世界設定を作っていくぶろぐです。

第1章  まとめ

第1章で考えたことをルール的に反映する部分を中心にまとめていきます。

世界の名前は「オクド」(ワールドつけるのやめました。)

STEP-1「時代区分」
・5世紀から15世紀あたりまでの中世日本
・銃器なし

STEP-2「舞台」
・詳細な地図を入手するのが困難
・魔法が遮られるような地形がある
・情報や物流、人の流れは現実世界の中世並み
・田舎では魔法の存在でさえ知るのは困難

STEP-3「神話」
古事記にあるようなアニミズム多神教的なもの
パンテオン(神格集団)が、一つの世界で複数ある状況、様々な信仰の勢力によって争いも取り入れる
D&Dの信仰する神格は「守護神」と呼ぶ
・信仰を広めるときは神格を広めるのではなくパンテオンへの信仰を広める

STEP-4「統治」
・「君主制」「領邦」「東洋型」
・統一君主の権威が低く、国家と同様の主権を持つ戦国大名がそれぞれの地域で台頭している戦国時代のよう
・国は侵略による権威拡大よりモンスターなどの脅威からの防衛が主な役割
・キョウカク(PC)たちはそこからこぼれおちた人々を助けるような存在

STEP-5「課題や問題」
・モンスターによる街や村の襲撃
・広域統一国家の樹立

STEP-6「ライフサイクル」
・長命な亜人種もあることから短命なものが不老長寿に憧れ、その研究や古代の伝説など多数ありそう
・生き返りの呪文や治療の呪文を持つ者は希少であり医学もある程度発達している
・呪文の存在を知るものの中から無茶な行動をする者が多数

STEP-7「言語とランドマーク」
・言語の中に「漢字」「かな」が存在(日本語)
・この世界を象徴する山「オクド山」

こうして並べてみるとまだまだたいしたことが決まってませんね。
最終的に世界設定集のようにしたいのですができるか不安です(笑)

第1章 STEP-7

第1章の最後は「言語とランドマーク」です。
言語についてはいわゆる「共通語」が存在します。
この共通語でほとんどの場合は用が足りることになりますが、もちろんTRPG的にキャラクターたちが飛び込んでいく状況には様々な知的種族の言語や古代の言語などが頻繁に登場することになるわけですが。
そして日本モチーフなのでゲーム的に漢字をうまく組み込めたら楽しいだろうなとは考えています。
漢字パズルなどのリドルは海外産のシナリオには出てこない要素ですし、何より海外産リドルよりも文化的に日本人に馴染み深いのでバリエーションも増やしやすいんじゃないかと思います。
(小学生のころゲームブックで英語がわからないと解けないパズルがあって行き詰った思い出があるのです。)

そしてランドマークです。
やっぱり日本モチーフなので空想世界構築教典にもある「富士山」的な山は入れたいですね。
名前はそう・・・『オクド山』
見た目は富士山とほぼ同じ山。
何らかの理由で踏み入ることは難しい謎の山です。
これから神話や歴史上の大きな事件に関わる予定(まだ何も考えていないのですが)

これで空想世界の骨組みが出来上がりました。
第2章以降でさらに細かく設定していきます。

第1章 STEP-6

今回は「ライフサイクル」について。
この世界に生きる(亜人も含めた)人々の寿命と人生設計がどのように形成されているかです。
僕はいま主にD&D5版をプレイしているので、それぞれの種族で寿命は違ってきます。
寿命はヒューマンなら100歳未満だし、長命のエルフであれば750歳に達することもあるということです。
そんな長命な種族が身近にいたりすると短命な種族としては憧れを持つことも少なくないでしょう。

それならば不老長寿の研究などは活発に行われたりするかもしれません。
事故による死には稀(プレイヤーにとっては頻繁?)ではありますがいわゆる「生き返りの呪文」が使われたりします。
そして怪我や病気にも呪文による治療がなされることもしばしば。それとは別に時代に合った最低限度の医療は存在します。
そうしたものがどう普及し一般市民にどう施されているのかはかなり考えどころかなと思っています。

D&DなどのTRPGにおいて怪我や病気の治療は、それほど高くないレベルの僧侶などの魔法使いが使える呪文です。
頻繁に目にすることがあるものなら誰しも身につけたいと思う能力でしょう。
でもオクドでは魔法はできるだけ希少な存在にしたいと考えています。
でも希少すぎても物語に魔法の存在が少なくなるのは面白みがない・・・おそらくこれらはあとでしっかり考えることになると思うのでここではこの辺にしておきます。

しかし稀であるにしてもこうした呪文の存在は人々を少し無茶な行動に走らせるかもしれませんね。
死と引き換えに大金が稼げるなら、生き返らせるための経費を差し引いて黒字であるなら死をいとわないとか。
そういう連中がモンスターに立ち向かうことになるんでしょうね。

第1章 STEP-5

この世界における「課題や問題」の設定です。
TRPGで使う世界設定ですからやはりモンスターによる街や村の襲撃が一番の問題になるでしょう。
場所によって危険度も違うでしょうし、設備や人員にかける予算も変わってくればそれを捻出する方法も考えなければなりません。
なんてことを考えているとそんな襲撃をうけるようなところでそもそも貨幣経済が成り立つのかとか・・・まあ成り立つような世界にしたいわけですが、そうしたら流通はある程度確保できていないといけないとか、考え出すとキリがないのですがそれはここまで。

ところでモンスターの襲撃にもいろいろあって現実にもありうる野生生物による農作物被害からゴブリンのような蛮族的存在による山賊行為、もっと統制のとれた亜人国家による侵略、果てはドラゴンのような巨大モンスターによる気晴らし的襲撃(子どもがアリの巣を壊すようなヤツです)まで。
そうすると防備というのは(亜人国家の侵略も挙げてはいますが)モンスターの襲撃向けになるでしょうね。
人間向けとどう変わるのかそのままなのか・・・うーん。

この世界独特の課題としては先に挙げた天皇や将軍のような存在(オリジナル世界に合わせた名称考えないと)による広域の統一国家の実現ですかね。
ちょっと大きすぎる課題でこの世界で達成することはほぼ不可能(まあ世界構築者である僕が認めません。笑)だと思いますが、そういった方向で動いている人物組織がいる世界ということです。
もちろん他にもそういったことをしようとする者もいるでしょうね。
そして彼らの対立がシナリオのネタになります。

第1章 STEP-4

今回は「統治」形態についてです。
時代区分を中世(日本)としているので「空想世界構築経典」にある「君主制」「領邦」「東洋型」ということになるのかなと考えています。
イメージとして近いのはいわゆる戦国時代。
広く威光を示すべき天皇や将軍といった権威が低く、国家と同様の主権を持つ戦国大名がそれぞれの地域で台頭している状態です。
ただここで現実の歴史と違うのが亜人国家やモンスターの存在。
彼らの存在があるため文明国家を持つものたちの開拓はいっこうに進まず、それどころかそれらの脅威に対する対策に追われることとなり、他国への侵略もおぼつかないといったところでしょうか。

しかし、そこにTRPGにおける冒険者・・・この呼び方はこっ恥ずかしい・・・いや、ならず者?侠客?便利屋?たるキャラクターたちの活躍の余地が大いに出てくることになるわけです。
辺境の村でのモンスターの襲撃、未開地の探索、国と国を跨ぐ事案の解決などなど、防衛の網の目を抜けてしまう小さな不幸の解決を請け負う存在となりえます。

こうして考えると国が既存の西洋型とあまり変わりがないですが、そこは違いとして権威は低いものの天皇や将軍のような存在があって、これが人々の尊敬を集めていたり伝統や特別なチカラを持っていたりで広く知られ、場合により水戸黄門的な問題解決も可能になるかなとか(笑)

第1章 STEP-3

ちょっと書き忘れていたことに気が付きました。
第1章では「空想世界の骨組み」として設定のおおまかな軸を作っています。
時代設定はともかくSTEP2の舞台設定はあのままではスカスカですから、これは第2章で詳しく考えていく予定になってます。
舞台を詳しく考えていく・・・地図描かなくちゃいけないんだよなぁ・・・できるかな?

ということで以前のブログをちょっと編集しました。
これからもどんどん前に戻って修正してやろうと考えてます。

さて先のことは後で考えるとしてSTEP-3では「神話」の設定です。
日本を基調とした世界なので神話も古事記にあるようなアニミズム多神教的なものにしていきたいです。
D&D公式世界設定やクトゥルフなんかだと神がだいぶ近い存在で、様々な信仰の勢力によって争いがあったりして面白いのでそういったところも取り入れたいですね。
そうすると神道みたいな既存のものと外来の仏教みたいなものとで、ちょっとしたいざこざなんか考えられてTRPGでのシナリオのタネになります。
つまりD&Dで言うところの世界設定ごとにあるパンテオン(神格集団)が、一つの世界で複数ある状況。
(ん?知らない人にとっては説明が逆か・・まあいいや)

D&Dでは神格ごとに勢力があって争いが起きたりするわけですが、オクドではパンテオンごとの争いになるわけです。
そしてD&Dでいうところのキャラクターが「信仰する神格」は、オクドではキャラクターの「守護神」という扱いにしたいと思います。
たぶん神格も守護神もキャラクターへの働きかけはそう変わらないのですが、信仰を広めるときは神格を広めるのではなくパンテオンへの信仰を広める形になるのかな。

どんどん設定が細かくなってきたので骨組みとしてはここまで。

違うパンテオンで別の名前で呼ばれてた守護神が実は同一の存在だったなんてシナリオ作りたいですね。
これってたぶん「孔雀王」とか「ゴッドサイダー」の影響だな(笑)

第1章 STEP-2

「舞台」の設定です。
こまかな地域の設定というより世界の仕組みや地形の設定ですね。
詳細な地図っていうのはかなり価値の高い情報なんだなぁ。
いままで実際のプレイ内ではけっこう気軽に詳細な地図をやり取りしてしまっていたなぁと反省。
伝わってきた情報は抽象的であったり、間違いがあったりするほうがゲームとしては楽しくなるかもしれませんね。
そうすると魔法などで正確な情報が迅速に伝わってしまうのもどうかと思うので、魔法の伝達を遮る何かがあるような世界だといい!
それこそ富士山のような山や河川で霊的な力のため魔法での情報伝達や移動が遮られるとか。
そういったものの配置も考慮したいですね。
なるべく飛脚や狼煙などのような情報伝達方法を重用する方向で考えます。

あとそもそも魔法がそんなにありふれたものでない世界のほうが好きなので、田舎に行ったらほぼ見ることができないくらいのレベルにしたいですね。「そんなの信じない。」という人も存在するような。
ただ不思議な現象はけっこう起こる・・・そんな世界です。

あとで辻褄を合わせるのがたいへんな作業になりそうだけど第1章では積極的に大風呂敷を広げていこうと思います!