空想世界構築ぶろぐ

宮永忠将氏著「空想世界構築経典増補改訂完全版」にしたがって世界設定を作っていくぶろぐです。

第1章 STEP-4

今回は「統治」形態についてです。
時代区分を中世(日本)としているので「空想世界構築経典」にある「君主制」「領邦」「東洋型」ということになるのかなと考えています。
イメージとして近いのはいわゆる戦国時代。
広く威光を示すべき天皇や将軍といった権威が低く、国家と同様の主権を持つ戦国大名がそれぞれの地域で台頭している状態です。
ただここで現実の歴史と違うのが亜人国家やモンスターの存在。
彼らの存在があるため文明国家を持つものたちの開拓はいっこうに進まず、それどころかそれらの脅威に対する対策に追われることとなり、他国への侵略もおぼつかないといったところでしょうか。

しかし、そこにTRPGにおける冒険者・・・この呼び方はこっ恥ずかしい・・・いや、ならず者?侠客?便利屋?たるキャラクターたちの活躍の余地が大いに出てくることになるわけです。
辺境の村でのモンスターの襲撃、未開地の探索、国と国を跨ぐ事案の解決などなど、防衛の網の目を抜けてしまう小さな不幸の解決を請け負う存在となりえます。

こうして考えると国が既存の西洋型とあまり変わりがないですが、そこは違いとして権威は低いものの天皇や将軍のような存在があって、これが人々の尊敬を集めていたり伝統や特別なチカラを持っていたりで広く知られ、場合により水戸黄門的な問題解決も可能になるかなとか(笑)